月光窓の仕事(修理)
ステンドグラスの仕事といっても色々あるわけで、受注パネル製作の打ち合わせや現場下見、イベントへの出展などで外に出かけていったり、一日中外へ出ることなく工房にこもってひたすら製作したり、事務仕事に追われたり、日々あれこれといろんな事をやっているわけですが、そんな中でなぜか同じ仕事ばかり重なる時というのがあります。
今年の春先には体験のイベントが続いたし、パネル製作の依頼が重なることもありました。大物が重なると零細企業の月光窓などは簡単にパニックに陥ってしまいます。
で、今はなぜか修理の依頼がほぼ同時にやってきてここ数日間は修理の仕事をしています。普段は修理の仕事はほとんどないんですけどね。
これは3,4年前に和小物作家の島工房さんにお買い上げいただいた蓮の小物入れ。
アクセサリーなどを入れてほぼ毎日お使いいただいているとのこと。
こんなにもかわいがられているなんて!嬉しいです!
でもその分、立てかけて使用するときに容器と接触する部分のコパーテープが擦り減ってきていました。
補修箇所のコパーテープを一旦外して新たに作り直すことにしました。
周辺部分のハンダのボリュームをすこし増して耐性を高めました。
これならより長持ちするはず。
手に持った感触もソフトになりました。
パティーナ処理して修復完了。きれいに元通りになりました。
それにしても、こんなにも愛用して下さっているなんて嬉しいですねぇ!
島工房さんも私と同じく蓮の花がお好きということで、この小物入れをお買い上げいただいて以来仲良くさせて頂いています。
島さんは、和柄の生地を使ったがま口や、金魚のポーチなどステキな作品を製作しておられます。私がイベントの時に肩から提げている唐草模様のがま口も島さんの作品です。
ちなみに島さんのご主人さんは工房楔(せつ)の屋号で、木でできたハイクオリティーで渋い万年筆やボールペン、カッターナイフなど、オトナの男必携のかっこいいアイテムを製作しておられます。
リンクしましたので是非チェックしてみて下さい。
続いてはこちら、かえるのカードたて。
こちらも3,4年ほど前にお買い上げいただいたものです。
緑色は今は作っていないので、久しぶりに見たときには懐かしい気分になりました。
喫茶店のレジの隣に置かれているとのことで、掃除する時なんかに何度も引っ掛けて落としたりしたそうです。
よく見るとところどころテープのはがれている所やガラスが割れている所もあります。
こんな傷だらけになった体の中に、常に人目のつく所で長く働いてきた誇りのような物を感じます。カッコいいぜ、かえる君!(親バカ)
これはオーバ-ホールが必要ですね。(カエルのです)
カエルの解剖?
いえいえ、大手術です。
半分以上のテープを巻きなおしてハンダ付け。
持ち手の部分にどうしても力がかかりやすいので少し多めにハンダしておきました。
手術は無事成功。
かえる君、よみガエル。
これからもしっかり働くんだよ。
こんな感じで最近は修理の仕事をしているのですが、自分が以前に作った作品と再会できるのも嬉しいし、それぞれが貰われていった先で愛用して頂いているんだと知る事ができたことが何より嬉しく励みになりました!
ステンドグラスの実用品というのは、その構造上長期間の使用によって破損や、磨耗が進んでしまう事があるかもしれませんが、メンテナンスをすればまた最初の輝きがよみがえる物でもあるのです。
今回の例のようにメンテナンスをしながら末永く愛用して頂ければ、月光窓としましてはこんなに幸せなことはありません。
作業をしながらそんなことを感じることのできた今回の仕事でした。
このブログを読んでいただいている方の中で月光窓の製品をお持ちの方、もし製品について気になる点がございましたら、お気軽にご連絡下さいね。
というか月光窓の物でなくてもかまいません。ステンドグラス製のものであれば一度ご相談下さい。
月光窓は修理もやっています。
今年の春先には体験のイベントが続いたし、パネル製作の依頼が重なることもありました。大物が重なると零細企業の月光窓などは簡単にパニックに陥ってしまいます。
で、今はなぜか修理の依頼がほぼ同時にやってきてここ数日間は修理の仕事をしています。普段は修理の仕事はほとんどないんですけどね。
これは3,4年前に和小物作家の島工房さんにお買い上げいただいた蓮の小物入れ。
アクセサリーなどを入れてほぼ毎日お使いいただいているとのこと。
こんなにもかわいがられているなんて!嬉しいです!
でもその分、立てかけて使用するときに容器と接触する部分のコパーテープが擦り減ってきていました。
補修箇所のコパーテープを一旦外して新たに作り直すことにしました。
周辺部分のハンダのボリュームをすこし増して耐性を高めました。
これならより長持ちするはず。
手に持った感触もソフトになりました。
パティーナ処理して修復完了。きれいに元通りになりました。
それにしても、こんなにも愛用して下さっているなんて嬉しいですねぇ!
島工房さんも私と同じく蓮の花がお好きということで、この小物入れをお買い上げいただいて以来仲良くさせて頂いています。
島さんは、和柄の生地を使ったがま口や、金魚のポーチなどステキな作品を製作しておられます。私がイベントの時に肩から提げている唐草模様のがま口も島さんの作品です。
ちなみに島さんのご主人さんは工房楔(せつ)の屋号で、木でできたハイクオリティーで渋い万年筆やボールペン、カッターナイフなど、オトナの男必携のかっこいいアイテムを製作しておられます。
リンクしましたので是非チェックしてみて下さい。
続いてはこちら、かえるのカードたて。
こちらも3,4年ほど前にお買い上げいただいたものです。
緑色は今は作っていないので、久しぶりに見たときには懐かしい気分になりました。
喫茶店のレジの隣に置かれているとのことで、掃除する時なんかに何度も引っ掛けて落としたりしたそうです。
よく見るとところどころテープのはがれている所やガラスが割れている所もあります。
こんな傷だらけになった体の中に、常に人目のつく所で長く働いてきた誇りのような物を感じます。カッコいいぜ、かえる君!(親バカ)
これはオーバ-ホールが必要ですね。(カエルのです)
カエルの解剖?
いえいえ、大手術です。
半分以上のテープを巻きなおしてハンダ付け。
持ち手の部分にどうしても力がかかりやすいので少し多めにハンダしておきました。
手術は無事成功。
かえる君、よみガエル。
これからもしっかり働くんだよ。
こんな感じで最近は修理の仕事をしているのですが、自分が以前に作った作品と再会できるのも嬉しいし、それぞれが貰われていった先で愛用して頂いているんだと知る事ができたことが何より嬉しく励みになりました!
ステンドグラスの実用品というのは、その構造上長期間の使用によって破損や、磨耗が進んでしまう事があるかもしれませんが、メンテナンスをすればまた最初の輝きがよみがえる物でもあるのです。
今回の例のようにメンテナンスをしながら末永く愛用して頂ければ、月光窓としましてはこんなに幸せなことはありません。
作業をしながらそんなことを感じることのできた今回の仕事でした。
このブログを読んでいただいている方の中で月光窓の製品をお持ちの方、もし製品について気になる点がございましたら、お気軽にご連絡下さいね。
というか月光窓の物でなくてもかまいません。ステンドグラス製のものであれば一度ご相談下さい。
月光窓は修理もやっています。
by gekkousou_stg
| 2011-06-24 17:43
| 月光窓の仕事
ステンドグラス月光窓の日々のこと。
by ステンドグラス月光窓
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gekkousou.stg@gmail.com
ガラス作家丹羽聡子さん
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